中国公費留学をしようと思ったのが去年の春。
ある日、大学図書館で借りた中国語に関する本の著者が何十年も前に日中友好協会の国費で漢語進修生として1年間中国留学をしたと書かれていた。早速日中友好協会の国費留学制度を調べたところ、毎年冬に20名募集しているとのこと。これだ!と思い今年の1月あたりまで募集要項がHPに掲載されるのを待っていた。
日中友好協会は、中国政府奨学金生の派遣を1974年から行っている。中国政府奨学金生の派遣は同協会以外にもJASSOや会などが毎年行っている。

2015 1月
日中友好協会のHPに2015年の募集要項が掲載される
選考は書類選考と面接。1次選考の提出書類はたくさんあるが、主な選考基準は学習計画書と小論文(1500文字以内)である。学習計画書は今までの学習歴、現状、目標、目標達成のための具体的な学習計画、帰国してからの学習について書いた。小論文はテーマが決まっていたが、中国と自分についてだったため、ほぼ自由に書けた。ただ、小論文形式に留意してできるだけ論理的に構成した。書類作成や証明書などの各書類は2月6日必着で、これらの書類を集めるのにかなりの時間を要し、さらに募集要項が発表されてから書類提出まで1か月ほどしかないため、早めに準備することをおすすめする。

2月17日
書類選考通過の書類が届く 
2次選考は3月8日に行われるという通知だった。

3月8日
2次選考面接当日
面接会場は神田にある日中友好協会で行われた。服装に関して何も規定はなかったが、スーツで行ったところ周りもみなスーツだった。まずは6階の事務室で受付を行い、一緒に面接を受ける人たちと同じテーブルで待機した。時間になると7階に行き、面接が始まった。面接官4名と面接者3名で面接官3名が男性、うち2名が日本人、1名が中国人だった。残り1名は中国人女性。面接者は女性3名で同い年だった。うち1名は中国人とのハーフだった。まず大学、名前、希望する奨学金を一人ずつ言い、留学に関して両親の承諾を得ているかという確認を受けた。その後順番に志望理由を述べ、面接官の質問に移った。質問は以下の流れである。
①中国語で自己紹介
②中国人と交流する中で何か問題はあったか(中国語での質問)
③留学にあたり予想される困難と克服方法

私が志望理由を述べた時に、ある単語を中国語で言ってしまったため、面接官から「○○さんは中国語が話せそうだねえ」と言われ、中国語で自己紹介することになり、ほかの2人も巻き添えになってしまった。ほかのグループでは中国語での質問があったかどうかわからないが、私たち3名はある程度の学習歴があったためかもしれない。面接時間は20分の予定だったが結局30分オーバーだった。

3月14日
内定通知が届く
健康診断や各種証明書の提出、中国政府奨学金申請表作成の指示があり、4月6日が書類提出の期限だったため、 内定通知後も何かと忙しい。

ちなみに、今回の奨学金は下記の内容が含まれている。
①学費
②寮費
③外来医療費
④生活費(3,000元/月 現在1元=約20円)
去年までの生活費は1500元/月だったが、今年は倍になった。中国の物価上昇に伴ってのことだろう。これらの留学費用に1人当たり約140万円が費やされている。すべて中国国民の血税であるため、無駄にしないよう勉学、日中友好に励みたい。

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